正答率8割問題作ってみた-127 小児科 《小児のけいれん》

まずは前回の解答・解説から。

在胎42週という過期産児が生後1分で全身チアノーゼ(0点)、頻呼吸(1点)、顔をしかめず泣かない(0点)、心拍数80/分(1点)、体動なし(0点)のApgarスコア2点という重症新生児仮死を呈している。羊水が緑色で口鼻腔から緑色の粘稠な液体を吸引したということから胎便吸引症候群を考える。

a. 過期産児である →正しい。過期産の定義は満42週以降の分娩のことをいうため正しい。

b. 生後1分のApgarスコアは2点である →正しい。上記の通り。

c. 肺高血圧症に進展することがある →正しい。胎便吸引症候群や呼吸窮迫症候群などによる低酸素血症、アシドーシスが遷延することで肺動脈が攣縮し、肺高血圧を呈することを新生児遷延性肺高血圧症という。

d. まず胸腔ドレナージを行う →間違い。胎便吸引症候群に対する治療は、まず出生時に口鼻腔内の胎便を十分に除去し、重症例では気道洗浄を行ったとに人工呼吸管理やサーファクタント補充を行う。

それでは今日の問題。

4歳の男児。全身けいれんが持続するため救急車で搬入された。昨日から39 ℃以上の発熱があったという。食事と水分の摂取はやや低下しているが嘔吐や下痢はなく、排尿はあったという。今朝、全身けいれんが始まり20分以上持続しているため母親が救急車を要請した。来院時もけいれんが持続している。
この疾患について正しいのはどれか。

a. 家族歴があることが多い

b. 再発の可能性は約30%である

c. まず舌保護のために舌圧子を挿入する

d. てんかんへ移行する可能性がある

参考問題は110H26

→https://minkore.com/bbs_view/110_8_26

解答・解説は次回。