正答率8割問題作ってみた-224 循環器 《両下肢痛》

まずは前回の解答・解説から。

繰り返す口腔内の有痛性潰瘍、前房蓄膿、下腿の皮疹(=結節性紅斑)、陰部潰瘍、両眼がまぶしく感じる&充血(=虹彩毛様体炎)、血液検査における炎症反応よりベーチェット病を考えることができる。

a. 採血部位に腫脹が生じる →正しい。ベーチェット病では針反応陽性、すなわち採血部位では発赤や腫脹が認められる。

b. 陰嚢の潰瘍は無痛性である →間違い。ベーチェット病の陰部潰瘍は有痛性である。また、再発を繰り返す。

c. 特異的自己抗体はない →正しい。その通り。

d. 自己炎症機序が関与する →正しい。自己炎症機序と自己免疫機序の双方が病態形成に関与するといわれている。

それでは今日の問題。

67歳の男性。歩行時の両下肢痛を主訴に来院した。15年前から高血圧症と脂質異常症とで内服治療中である。最近、10分程度の歩行で両下肢痛が出現するようになった。安静にしていると軽快するという。喫煙歴はない。体温36.5℃。脈拍64/分、整。右上腕血圧134/72mmHg、足関節上腕血圧比〈ABI〉の結果により入院となった。入院後、下肢血管に対してステント留置術が行われた。左下肢の治療前及び治療後の血管造影写真を別に示す(矢印は血流が再開した血管)。

この疾患の所見として最も考えにくいものはどれか。

a. ABI:0.60

b. LDLコレステロール:200 mg/dL

c. 血管造影:corkscrew状側副路

d. サーモグラフィ:虚血性変化

参考問題は111A42

→https://minkore.com/bbs_view/111_1_42

解答・解説は次回。