正答率8割問題作ってみた-242 整形外科 《小児の跛行》

まずは前回の解答・解説から。

摘出された標本には喉頭蓋と下咽頭梨状窩がみられ、右下咽頭梨状窩に腫瘍を認める。すなわち下咽頭癌であり、嗄声は反回神経に腫瘍が浸潤したことによる反回神経麻痺と考える。

a.頸部リンパ節転移をきたしやすい →正しい。その通り。

b.鉄欠乏性貧血はリスクファクターである →正しい。女性では鉄欠乏貧血に伴うPlummer-Vinson症候群に続発する輪状後部癌が多い。

c.頭頚部癌で最も予後不良である →正しい。自覚症状に乏しいため発見が遅れがちであり、また早期から頸部リンパ節に転移することが多く遠隔転移もきたしやすいため、下咽頭癌は頭頚部癌で最も予後不良である。

d.進展すると頸静脈孔症候群をきたす →間違い。これは上咽頭癌に当てはまる。Ⅸ、Ⅹ、Ⅺ麻痺をきたす。

それでは今日の問題。

8歳の男児。跛行を主訴に母親に伴われて来院した。6か月前から運動時に左股関節の疼痛があり、3か月前から歩行時に跛行があることに母親が気付いた。既往歴に特記すべきことはない。明らかな低身長や肥満を認めない。左股関節には軽度の可動域制限があるが、発赤や熱感はない。股関節エックス線写真を別に示す。

正しいのはどれか。

a.不可逆性疾患である

b.発症頻度に男女差がある

c.MRI T2強調像で病変部は高信号を示す

d.手術療法のみが治療効果を望める

参考問題は104D40

→https://minkore.com/bbs_view/104_4_40

解答・解説は次回。