正答率8割問題作ってみた-248 血液 《出血傾向》

まずは前回の解答・解説から。

時々会話が途切れるというエピソードから意識消失を伴う疾患であることが疑われる。過呼吸時の脳波…ということから過呼吸で発作が出現しており、脳波からは3Hz棘徐波を読み取ることができるため、小児欠神てんかんと診断する。

a. 数秒間のけいれんを伴う →間違い。小児欠神てんかんはけいれんを伴わないことが特徴である。

b. バルプロ酸が有効である →正しい。小児欠神てんかんは全般発作でありバルプロ酸がよく効く。

c. 前兆なく意識が減損する →正しい。その通り。

d. 男児よりも女児に好発する →正しい。その通り。参考書ではリコーダーをふく女児がよく描かれる。

それでは今日の問題。

50歳の女性。全身の皮下出血と鼻出血とを主訴に来院した。特に誘因なく右肩の紫斑が出現した。その後大腿や下腿にも紫斑が出現し、今朝から鼻出血が止まらないため受診した。血液所見:赤血球 278万、Hb 8.8g/dl、Ht 25%、白血球 700、血小板 5.1万、PT-INR 1.2(基準値0.9~1.1)、APTT 30.6秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン 74 mg/dL(基準200~400)、血漿 FDP 110 μg/ml(基準10以下)、Dダイマー 9.6 μg/mL(基準1.0以下)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
この疾患について正しいのはどれか。

a. 造血幹細胞移植は積極的には行われない

b. 中枢神経浸潤しやすい

c. WHO分類でM2である

d. 腫瘍細胞が歯肉へ浸潤しやすい

参考問題は112A16

→https://minkore.com/bbs_view/112_1_16

解答・解説は次回。