ヒポクラ臨床クイズ〜番外編〜:ヒポクラから出題する国家試験問題

〜臨床現場の実症例から国試に役立つクイズを出題!〜

臨床の現場で画像コンサルトができるアプリ「ヒポクラ」と「みんコレ!」がコラボ!!
国家試験受験生が対策しにくい画像問題をヒポクラの実症例からクイズ形式で隔週で出題します。

 

クイズ番外編:中脳水道付近の異常

■問題

67歳男性。意識障害を心配した家族に伴われて来院した。来院時の意識レベルは1-2。体温37.0℃。SpO299%(room air)。水平性眼振を認めた。最近歩行時のふらつきを認めるようになっていた。アルコール依存症の既往がある。MRIのFLAIR像を別に示す。適切な治療はどれか。

 

a マニトール点滴静注

b ビタミンB1点滴投与

c 抗ウイルス薬投与

d 抗菌薬投与

e ナロキソン点滴投与

 

 

 

 

 

■回答
ビタミンB1点滴投与

診断はWernicke脳症。Wernicke脳症は意識障害、眼球運動障害、運動失調を三徴とし、ビタミンB1が不足することによって脳が障害される疾患です。主な原因としてアルコールの過剰摂取・栄養不足などがあります。頭部MRIで第3脳室に沿った視床、視床下部や中脳水道などに左右対称な異常が見られます。今回の画像でも脳室周囲を中心に高信号域がみられています。ビタミンB1不足を補うためにビタミンB1を投与します。

 

■出題元『ヒポクラ』アプリ 知見共有 医師のための臨床互助ツール「ヒポクラ」は、皮膚科・眼科専門医にコンサルトを依頼できる「ヒフミルくん」「メミルちゃん」、医師同士で臨床に関する知識を深める場の「知見共有」、国内外の医療に関するニュースをご紹介する「ヒポクラ ニュース」、英語論文を日本語で検索・アブスト表示する「Bibgraph」などを提供しています。その中の知見共有に相談があった内容をもとに出題しています。 医師であれば、アプリをダウンロードいただき会員登録して頂くだけで、無料でサービスをご利用いただけます。研修医になられましたらぜひご利用ください。 ※『ヒポクラ』は株式会社エクスメディオの商標です。

 

利用医師数万人以上。24時間利用可能。無料。

医師のための臨床互助ツール「ヒポクラ」は、「皮膚科医・眼科医へのコンサルト」「知見共有」「ニュース」「Bibgraph」などを提供しています。今回は、「Bibgraph」についてご紹介いたします。

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