ヒポクラ臨床クイズ8:身近な感染症です。

〜臨床現場の実症例から国試に役立つクイズを出題!〜

臨床の現場で画像コンサルトができるアプリ「ヒポクラ」と「みんコレ!」がコラボ!!
国家試験受験生が対策しにくい画像問題をヒポクラの実症例からクイズ形式で隔週で出題します。

 

クイズ8:身近な感染症です。

■問題

特に既往のない64歳女性。1週間前に右手の中指の末端に、2つ小さい結節が出現し、チクチクした痛みを自覚した。自宅にあったステロイド外用薬を自分で塗り、絆創膏で対処していたが改善せず、徐々に痛みも強くなってきたため受診した。経過中、消毒の目的で、酢と酒も塗っていた。内服はない。右手中指末節は発赤を伴い、熱感は強くなかった。

もっとも疑われる疾患は?

 

a 化膿性爪囲炎

b 乾癬性関節炎

c 関節リウマチ

d 掌蹠膿疱症

e 手足口病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■回答

a 化膿性爪囲炎

化膿性爪囲炎は手や足の爪の周囲に細菌感染が生じ、急性の炎症の為、発赤と腫脹・痛みを伴います。症例によっては、爪や皮膚の下部に膿が貯留する場合もあります。別名で「ひょうそ」とも呼ばれ、なんらかのきっかけれブドウ球菌などの細菌が侵入することで発症します。治療は抗菌薬で、軽症の場合は経口抗菌薬を内服で改善しますが、先ほど述べたような皮下膿瘍がないかは注意しましょう。水仕事の多い主婦の方や、手を扱う仕事の方に好発で、その場合には生活上のアドバイスもできれば素晴らしいと思います。

ヒポクラ臨床クイズは2週間に1度のペースでお届けします。

次回もぜひ、ご覧ください。

■出題元『ヒポクラ』アプリ 皮膚科・眼科コンサルト
医師のための臨床互助ツール「ヒポクラ」は、皮膚科・眼科専門医にコンサルトを依頼できる「ヒフミルくん」「メミルちゃん」、医師同士で臨床に関する知識を深める場の「知見共有」、国内外の医療に関するニュースをご紹介する「ヒポクラ ニュース」、英語論文を日本語で検索・アブスト表示する「Bibgraph」などを提供しています。その中の皮膚科・眼科コンサルトに依頼があった内容をもとに出題しています。 医師であれば、アプリをダウンロードいただき会員登録して頂くだけで、無料でサービスをご利用いただけます。研修医になられましたらぜひご利用ください。

※『ヒポクラ』は株式会社エクスメディオの商標です。