【研修を通しての学び】上尾中央総合病院 初期研修医 勝又 豊啓 先生④

―初期研修先はどのように考えましたか?

現役の時は、母校しか採用試験を受けなかったので、他の病院の見学には全く行っていないんですよ。6年生の段階では、大学病院に就職すれば良いだろうと思っていました。

国試浪人をして、初期研修先は大学病院ではなくなりましたが、かえって良かったと思います。学生の時にもっと病院見学に行けば良かったかなと思うことはありますけどね。

 

―現在の勤務先を初期研修先にした決め手はありますか?

6年生の時は大学病院で初期研修することを考えていましたが、状況が変わりましたからね。単純に同期が先輩になるのが嫌で、市中病院を考えるようになりました。

今勤めている上尾中央総合病院は、面接重視で採用試験を行っていて国試浪人していても大丈夫だと先輩に聞いたので採用試験を受けようと思いました。

また、自分は最初から整形外科を専門にすると決めていたので、初期研修ではプライマリーケアを身に付けたいと思っていました。そのため、救急と総合診療科に力を入れている病院であるということも決め手の1つになっていますね。

 

―初期研修のローテーションはどのように組むのが良いでしょうか?

最初から専門科を決めているのであれば、初期研修でたくさんの科を回る必要はないと思っています。専門にしたい科を最初の1か月で回ってみて、残りの23か月間は内科中心や外科の一般的な科を回るのが良いのではないでしょうか。

これは個人的な印象ですが、一般外科の先生はマイナー外科の先生と比べて、道具の使い方等に厳しいんですよ。縫い方1つ取っても細かいですし、自分の場合は整形外科に進むうえでの心得を学ぶことが出来たので、一般的な外科を回って良かったと思っています。

また、内科の知識は自分が整形外科医になったらあまり使わなくなるとは思いますが、他科に「失礼のないコンサルト」をするためには不可欠だと思っています。これから研修医になるみなさんにもメジャー内科は良く学んでおくことをお勧めしたいですね。

 

―後期研修先は決まっているのですか?

東京医科歯科大学の整形外科に入局することが決まっています。

東京医科歯科大学の整形外科は、背骨の治療を中心に様々な分野で有名なんですよ。自分が関心を持っているスポーツ整形については、残念ながらあまり強い分野ではないのですが…。

でも自分自身、何が何でもスポーツ整形に強い病院に行きたいという気持ちは無いんです。病院に縛られることなく、フランクに学んでいくうえで、関心のある分野をさらに自ら勉強するという環境が整っていると感じたので、東京医科歯科大学でお世話になることを決めました。