ヒポクラ臨床クイズ11:薬品が手につきました.

〜臨床現場の実症例から国試に役立つクイズを出題!〜

臨床の現場で画像コンサルトができるアプリ「ヒポクラ」と「みんコレ!」がコラボ!!
国家試験受験生が対策しにくい画像問題をヒポクラの実症例からクイズ形式で隔週で出題します。

 

クイズ11:薬品が手につきました。

■問題

特に既往のない30歳の大学職員。実験手伝い中に、アルカリ液が手に付着したため受診した。内服はない。左手中指に疼痛を伴った、白色の皮膚病変が見られる。適切な対処を選びなさい。

 

a 酢で洗浄する

b 氷水で冷やす

c 流水で長時間洗浄する

d 消毒用アルコールで殺菌する

e そのまま経過観察で良い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■回答

c

疑われる診断名:アルカリ熱傷

アルカリ性製剤による熱傷で、化学熱傷の一つです。まずすべきことは、何はともあれ、長時間の洗浄です。洗浄は水道水で構いません。こういった傷害は、見た目以上に皮膚組織の深部に及んでいることがあります。範囲が広い場合や、経験が少ない場合は皮膚科の受診をすすめましょう。また、アルカリ性物質が目に入った時は、さらに緊急の対応が必要です。洗浄中も目をこするなどをしないように指導しないと、思わぬ二次被害が生じるので慎重に対処してください。緊急の対応が済んでからで良いですが、こういった症例を見たら、再発防止の取り組みが職場でされているかは確認しましょう。ゴーグルや、手袋といった防具であったり、危険物質の取り扱いに際した指導が行われるかといった産業医的な目線も重要になります。

 

ヒポクラ臨床クイズは2週間に1度のペースでお届けします。

次回もぜひ、ご覧ください。

 

■出題元『ヒポクラ』アプリ 皮膚科・眼科コンサルト
医師のための臨床互助ツール「ヒポクラ」は、皮膚科・眼科専門医にコンサルトを依頼できる「ヒフミルくん」「メミルちゃん」、医師同士で臨床に関する知識を深める場の「知見共有」、国内外の医療に関するニュースをご紹介する「ヒポクラ ニュース」、英語論文を日本語で検索・アブスト表示する「Bibgraph」などを提供しています。その中の皮膚科・眼科コンサルトに依頼があった内容をもとに出題しています。 医師であれば、アプリをダウンロードいただき会員登録して頂くだけで、無料でサービスをご利用いただけます。研修医になられましたらぜひご利用ください。

※『ヒポクラ』は株式会社エクスメディオの商標です。