正答率8割問題作ってみた-246 耳鼻咽喉科 《耳鳴り》

まずは前回の解答・解説から。

20歳女性の前頸部腫大症例である。6か月という長期にわたって持続する甲状腺中毒症状(動悸、発汗増加、手指振戦)があり、Basedow病を疑う。Basedow病の甲状腺腫はびまん性に「軟」で、表面平滑である。圧痛(-)もポイントである。

a. 治療薬の副作用にANCA関連血管炎がある →正しい。Basedow病の治療第一選択は抗甲状腺薬投与である。この抗甲状腺薬の副作用として無顆粒球症、肝障害、皮疹、MPO-ANCA関連血管炎が重要である。

b. 触診すると慢性炎症を反映して硬い →間違い。触診でびまん性に硬なのは無痛性甲状腺炎である。

c. 患部のヨード取り込みは亢進している →正しい。ヨード取り込みが亢進する甲状腺中毒症としてBasedow病とPlummer病がある。

d. 排便回数は増加傾向を示す →正しい。甲状腺中毒症では下痢傾向を認める。

それでは今日の問題。

53 歳の男性。3か月前からの右耳鳴を主訴に来院した。鼓膜に異常を認めない。頭部造影 MRIのT1強調像を別に示す。
この疾患が進行することでみられる所見として最も可能性が低いものはどれか。

a. Bruns眼振

b. アブミ骨筋反射の異常

c. 角膜反射消失

d. Willisの錯聴

参考問題は107D51

→https://minkore.com/bbs_view/107_4_51

解答・解説は次回。