ほくと先生ってどんな人? みんコレができるまで【1/4】

国試採点サービス、みんコレ!のCEOである、ほくと先生のお話を伺います!

医学部進学の分岐点

-ご出身はどちらですか?

ほくと先生 ボストン生まれの吉祥寺育ちです。両親がボストンに留学中に妊娠したので、ボストンで産声をあげました。

-ボストンとは!東北大学理学部を中退して、山梨大学医学部に進学した理由はなんですか?

ほくと先生 高校を卒業した2004年当時は、環境問題がクローズアップされていて、地球を大切にしようという気運が高まっていました。私も、環境問題に興味があったので、何か解決できる力になりたいと思って、東北大学理学部の地球科学系に進学しました。ただ、理学部は応用というよりも、研究指向で、僕のイメージとは、ちょっと違ったんですね。途中で道に迷ってしまって、学校も行かず、バイトに明け暮れるようになりました。

その時バイトしていた塾に、医学部志望の再受験生の生徒がいました。物を教えるのはもともと好きですし、勉強も面白かったので教えていたら、ある時その教え子が「野田さんも医学部受けてみたらどうですか?」って言ってきて、それが、僕の運命の分岐点になりました。確かに目標があったほうが、勉強にもやる気が出るし、興味本位の軽い気持ちで受験票を出したんですが、試験と聞いたら、全力尽くすしかないタイプなんで、いざ受けてみたら後期の山梨大に合格しました。もちろん、その時の教え子も無事、私立の医大に合格しました。

-バイト先の生徒の一言で運命が変わったんですね。

みんコレ!誕生の経緯

ほくと先生 6年生になって、模試を受けるようになって、その時に気づいたんですが、模試は、すぐに解説が配られて復習できますよね。ところが、国試本番ではその場で解答がすぐに配られないのです。それが嫌だなあと思って。受かったのか落ちたのかすぐにわからないし、せっかく受けた試験の正解はなんだったのか知りたいですよね。

その時、ふと思ったんですよ。「合格率90%で、優秀な医学生が受ける国試なら、多数決すれば正解が分かるのではないか」と。しかも当時はスマホが普及し始め、「スマホあれば実際に受験生で多数決できる」と思ったわけです。そこで、たまたま同じ自習室で勉強していた友達に「こういうこと思いついんだんだけど、できる?」って聞きました。その時、彼はちょっと考えてから、こう言いました。「できますよ。

できるならやるしかないだろうと思いまして、動き始めました。技術的なことは彼に任せました。問題は、採点サービスをみんなに使ってもらわないと多数決として機能しないことでした。「こういうサービスを作ったので、よかったら使ってみてください」というメーリスを各大学に流す準備を僕がして、彼もみんコレ!の開発を国試前に終わらせました。

-友達との共同作業で誕生したんですね。野田さんがアイデアを出して、webサービスを作ったのが友達だったということだったのですね。

試験当日まで大忙し

ほくと先生 そういうことです。あとはみんなが採点サイトを使うかが問題だったんですが、一つ大変なことがありまして。それは、当日受けるまで、5択問題なのか多選択肢なのか、答えが2つあるのか3つあるのかなど、問題の形式が正確にはわからないということでした。ですから、当日は、自分も合格できるように国試を受けつつ、ボーダーぎりぎりのラインで、みんコレ!の運営に全力をかけていました。

自分で問題を解き終わったあと、デフォルトで設定してあった問題形式のズレを自分で設定し直してサービスを公開しました。そうしたら、なんと約2000人もの受験生がサービスを使ってくれました。

当時、予備校の講師陣が模範解答を出すまでにおよそ1週間かかりましたが、みんコレ!を使うことでその場で結果がわかるようになったのです。

-次回、国試合格後のほくと先生の行方をたどります。

Profile
ボストン生まれの吉祥寺育ち
東北大学理学部を中退後、山梨大学医学部卒業
精神科医師×みんコレCEO×産業医として活躍中