Dr.Kaupo×ほくと先生 対談【2/4】113回国試前に待ち受けていた更なる試練

国試受験までもさらなる試験が待ち受けていたようです。前回までのお話はこちらから。

2回の卒業判定試験と週1の科目別テスト

ほくと先生:通っていた大学の卒業の仕組みはどうなっているのですか?

Dr.Kaupo:卒業試験が11月にあるんですけど、その成績だけでなく、6年生で3クラスに分けるテストがあります。上位クラスが20名、中間クラスが21~60位くらい、下位クラスがそれ以下になります。強化合宿で下位クラスは学力を底上げします。

卒業条件について具体的に説明すると、7月の中間試験2回の点数の合計と11月の卒業試験の成績を合わせて1回目の卒業が決まります。11月の下旬に卒業か保留、または留年が決まる流れになります。さらに、保留者対象に2回目の卒業試験が1月上旬にあります。

ほくと先生:予備校みたいな仕組みですね。6年生は実習とか授業とか全くないですか?

Dr.Kaupo:4、5月は学外実習があるんですよ。でも、6月以降は完全に自主勉強になります。また、私の大学では1週間に1回、科目別のテストがあります。また、MECやTECOM模試を受けつつ、予備校の先生に教わりながら、勉強を進めていくという感じです。

ほくと先生:聞いてるだけでも、すごい忙しそうですね。試験に追われると、自分のペースでできない気もしますが。

Dr.Kaupo:逆に、自分で自分のペースを作ることができないので、試験を利用して自分のペースを作る感覚でした。ただ、試験を回避できる条件があって、上位クラスの人はその試験がないんですよ。中位と下位クラスだけ週1のテストを受けるって感じなので。クラス分けは5年生の進級試験で決まります。多少の入れ替えはありますが、基本的にクラス変動することは少ないです。

2回目の国試決定

ほくと先生:では、どの段階で卒業できないと確定したのですか?

Dr.Kaupo:最後の段階で卒業できませんでした。それこそ去年の1月に、もう一回6年生をしてください、と言われました。国試3週間前にそう言われたのです。母校とマッチングしてたのですけど、卒業できなかったので、そのままお流れになってしまいました。

ほくと先生:お流れになった時はどんな気持ちだったんですかね?

Dr.Kaupo:「113回国試受けられないんだ」という気持ちと「卒業できないんだ」という気持ちと「ああ、またこれもう一回やるんだ」という気持ち、それと「親に申し訳ないな」という気持ちとが駆け巡りましたね。

ほくと先生:まあ、地獄の毎週テストがもう一年続くんだという感じですよね。そうなる人ってけっこう多いですか?

Dr.Kaupo:2回目のテストで切られるのは0人から3人ほどです。ちょっと点数足らなかったのですね。国家試験は点数でバッチリ切られるので、卒業試験もそれと同じように切られました。

ほくと先生:実際ショックで親にも申し訳ないなって気持ちはどこで切り替わったんですかね?

Dr.Kaupo:正直、ここまで来ると今更中退はできないし、もう医者になるしかないんですよね。そのために卒業試験を突破して、医師国家試験を通って、医師免許を取得するという目標まで諦めないでやろうと思ってました。

ほくと先生:残念ではあったけど、わりとすぐに受け入れて次の目標に向かったという感じですか?

Dr.Kaupo:1月の2週目に留年通告された時に、113回組は113回国試に向けて必死に勉強してるわけですよ。なのでその後大学には行かず、彼らとも連絡を取りませんでした。113回国家試験終わってから本格的に勉強再開した感じです。

ほくと先生:ギリギリまで一緒に勉強してて自分だけ違う方向に行ってしまったことに対してコンプレックスはあったのですか?

Dr.Kaupo:ずっと成績いい人って研修しててもいるんですね。自分ができてなくて、彼らができているところを見てしまうと、あの人たちは優秀だな…と思ってしまうことはあります。ただ、それにめげずに頑張って食らいつくようにはしています。

ほくと先生:色々挫折を経験されていますけど、自分自身をちゃんと見直して受け入れて進んでいるなという印象を受けました。その辺とかもツイッターで人気が出る理由なのかなって思います。

-次回は114回国試勉強に突入していきます-

つよくてかたい、いしをもったいしをめざすおとこ!113回受ける権利失い、母校とアンマッチするも、無事卒業し114回で合格。母校で研修中。  (Twitterより)

株式会社みんコレCEO×精神科×産業医として東奔西走中。現在はオンラインで勉強できる文化を推し進めることを目指している。Youtube番組も配信中。