さりりんさんに聞いてみた【2/3】〜臨床医の学び方編〜

前回に引き続き、さりりんさんにお話を伺っていきます。

さりりんさんとは?

呼吸器専攻医として勤務しながら「さりりんの臨床力向上委員会」と題し医学教育の発展に尽力している。自身の研鑽のため総合臨床医などの勉強会にも精力的に参加している。現在はTwitterやブログでの発信を主として活動している。

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今回はさりりんさん自身の勉強法について語っていただきました。

現在は臨床医としての仕事もこなしておられますが、国試の問題を解く時間はあるんですか?

偶然暇になった当直の日や、当番で家から出られない日に解いています。休みを取って解いているわけではないです。

どのような勉強法をとっているのですか?

最近はWordを使って診療科ごとにまとめています。学生の頃は書いて覚えていましたが、最近はWordでまとめているうちに覚えられるようになりました。面白い疾患があったらUpToDateで調べるようにしています。その結果もWordでまとめたり、ブラウザでブックマークに登録したりして、オンライン環境に保存することで、どこでも閲覧できるようにしています。

まとめた資料が増えると、どこに何を書いたか分からなくなりませんか?

検索機能を活用して、疾患名などを入力することで、すぐに目的の資料にたどり着くことが出来るようにしています。これは資料をクラウド化したときのメリットの一つですね。紙と違って劣化しないのも魅力です。

こういった資料も勤務時間内の空いた時間に作っているのですか?

仕事が忙しくて手一杯な時もあるので、空いた時間を極力活用しています。ある程度意識的にとる勉強時間もありますが。移動時間に電子書籍を読むこともあります。

すごい。私にはとても出来そうに思えません……。

いえいえ、そんなことありませんよ。私も必要に迫らているのでやっているんです。

それはどんなことなんですか?

多様な疾患を取り扱うので、呼吸器内科は総合内科に近いんです。COPDなど、呼吸器疾患のみを診ていれば良いのではなく、例えば指を見て強皮症を疑う必要もあります。幅広い知識が求められるのです。

なるほど。学生の頃からずっと呼吸器内科を志望しているんですか?

いえ、他にもいろいろ見てみたいと思っていて、決めていませんでした。今でも色々な症例を知りたいので、総合臨床科の勉強会にも顔を出しています。

それにはどんな方が参加しているんですか?

若めの臨床医が多いですね。最前線で働く臨床医が集まっている会なので、臨床で使える知識を身につけるのに役立っています。私は学生の頃から参加していました。意欲的な学生も歓迎しているんです。

学生でも臨床医でも、知識のアップデートはいくらでも出来るんだ!

次回は学生に向けて、勉強と実習のポイントについて語っていただきます!