さりりんさんに聞いてみた【3/3】〜医学生の学び編〜

前回に引き続き、さりりんさんにお話を伺っていきます。

さりりんさんとは?

呼吸器専攻医として勤務しながら「さりりんの臨床力向上委員会」と題し医学教育の発展に尽力している。自身の研鑽のため総合臨床医などの勉強会にも精力的に参加している。現在はTwitterやブログでの発信を主として活動している。

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今回は、医師を目指す学生に向け、勉強や実習について語っていただきました。

医学生、特に6年生のうちにすべきことはなんですか?

臨床実習を大事にすることですね。先生方も、臨床に真面目に取り組む学生には丁寧に対応しようと考えています。やる気があれば、追加で色々なことを教えることができます。例えば、空いた時間にゴミ箱のマークを見せるといったこともできますし。

そういえば去年もマークの問題 (114F45) があった!

実習にあたってどのような準備が必要でしょうか。

ひとつひとつ、細かいことも勉強だと考える心構えですね。国試には、実習をきちんとしておかないと解けないような新作問題が出てくることがあります。何に気をつけるのかというと難しいですが、実習には無駄なことなどないので、何でも吸収することが重要です。

自分が興味を持っている科だけでなく、臨床実習全般を意味のあるものと思って取り組むということですね!

そうです。良い医師になるためには、幅広い経験を積む機会は重要ですからね。専門でない科の疾患でも、放置してはいけないものがわかるだけでも大きな違いがあります。

先ほどのマークの問題にも表れていますが、国試の傾向が知識詰め込み型から臨床重視型に移行しつつあると言われていますね。学生は今後どのように勉強していけば良いのでしょうか。

総合内科的な勉強会に出たり、病院見学の際に初期研修医が救急外来で働いている姿を見たりすると良いかもしれません。救急外来でよく使う知識から、新作問題が作られている印象があります。もちろん、実習も重視すべきですね。

就職先に迷う学生も多いようです。総合臨床医が近年注目され、漠然と目指そうとしている学生もいると思いますが、どのように決めるのが良いのでしょうか。

総合臨床医は新しい分野なので、資格や勉強も試行錯誤の段階です。総合的に診るといっても、呼吸器内科などの専門を持ちながら、他科のこともまずまず知っているといった人もいます。まずは勉強会に参加して先輩に聞いてみるのも良いでしょうね。

進む病院だけでなく、コネクションも大事なんですね。

そうですね、先輩というのはとても重要です。親身になってくれる人といえば先輩ですし、私も助けられています。

最後に医学生に向けてメッセージをお願いします!

国試が終わってから1〜2年は、国試的な知識があまり必要でないと感じることがあるかもしれません。しかし、ゆくゆくは知識が無駄でなかったと思える時が来ると思います。みなさん頑張ってください!

さりりんさん、ありがとうございました!

今後もインタビュー企画を予定しておりますので、どうぞお楽しみに。